ルカ・アゼステール・ファヴシュカ

ルカ・アゼステール・ファヴシュカ

 シリンのトラウマであり、ルシェのモデルでもある少年。
 太閉洋側(北半球のことをこう呼ぶ)のウェンゼという地方の民族。白い肌と髪を持ち、明るい色の瞳を持つ。ファヴシュカ家の場合は黄緑色。

 ルカはファヴシュカ家の三男であり四人いる兄弟の中の末っこだが、その存在は母の手により隠蔽されており、産まれてからずっと屋敷の別館の屋根裏で暮らしている。
 家族の中で唯一彼の存在を知っているのは姉であるレリィという名の少女だけである。(レリィという名はありふれた名前であり、男女兼用の名前)
 会話は全てレリィが行っており、ルカはシリンと出会うまでほとんど姉としか話したことのない少年だった。

 ルカは実は母であるマルチルナの不義によって生まれた子であり、その父親はマルチルナの双子の妹ルミルの夫である。その為かルカはルミルの息子に瓜二つであり、その事によってマルチルナは自責と後悔と、その罪が判明してしまう事の恐怖によってルカをずっと屋根裏に閉じ込めていた。

 シリンが偶然ルカと出会ってしまったことにより、マルチルナの精神は不安定になっていく。
 そしてシリンとレリィが、ルカの解放の為にマルチルナに説得を試みるが、それが逆効果になってしまい、ルミルが息子とともに屋敷に訪れた事がきっかけで、マルチルナはルカを一度殺しかける。
 その後マルチルナは自室にふさぎこんでしまい、ルカの解放への一件はうやむやになってしまった。

 事態が少し穏やかになった頃、レリィの提案で、シリンとルカがひそかに屋敷の外に出るが、(ピクニック)その際にルカが藪の中に足を滑らせて転落して死んでしまう。シリンもルカを助けるために転落してしまい、二人はそこで行方不明となってしまった。

 ルカの性格は、閉ざされた環境の中にありながらも、明るいもので、姉や、親しくなったシリンにもわがままを言ったり拗ねたりもするが、基本は素直な性格である。
 幼いころは姉のような話し方をしていたが、次第に書物に出てくるような少年の話し方をするようになっていった。なの で、少々言い回しが固い。

 少女のような容姿の美少年であるが、容姿や、環境を除けば目立つような変わったところは特に見えない普通の少年であると思われる。
 シリンは転落した際に沢山の岩に体を貫かれてしまい、そのせいで数年意識がなく、目覚めたときには、ルカと過ごしていた時間の事をすべて忘れてしまっていた。
 ルカとシリンが共に過ごした時間は、夏の終わりから冬の始まりまでの、短い間であった。

イメージ

ルカ.jpgルカ太陽.jpg

  • 最終更新:2018-09-25 23:44:48

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